まずまずの程度のエリミ君400
入庫しました
そう 僕の大好きなベース車です
見てよし 乗ってよし のクールなヤツ
作ってみましょうか

このままでもえーよーな気がしますが やっぱりね
売れるまでの間 僕の足として活躍してもらいますから
カッコつけて行きましょう

というわけで要らない物を全部外してしまって丸裸です

電装系も外してしまって いつかSRでボツになったワンオフハンドルを合わせますが 今回もボツですか?

SRでいつもやってるシートレール加工
フレームからリアアクスルまで一直線で伸びます
上の写真と比べると 全然チョッパー感が変わってきます

調子に乗っているのは新アルバイトのコーキです
いつもキーをONにしたまま放置して怒られています

タンクを作っていきます
エリミ君は3本フレームなのでややこしいのですが
SRの極太オイルタンク兼フレームにいつも合わせているので、なんだかこれはこれで楽に感じてきました

今回はタンデムラクチン仕様にしたいと思いますので、強度バッチシのアームを溶接して
さらにはシーシーバーもつけちゃいます

プレートをアーダコーダとやっているうちにエライ凝ったモンになってしまいました

で、マフラーは緩いアールの二本出し
竹やり部分も緩いアールでちょっとちゃうイメージです
で、今回もショートサスとリジットサスを好みで選べるようにしております
サス交換も簡単にという取り回しになってたりします

シートベースをトンカンして作って シート屋さんにゴー
こんなイメージです ってな写真です
いつもは小さなシートばかり作っておりますので、今回は大き目のK&Qシートでまいります

あーだこーだと細部の加工を済ませましたら全部バラします
エンジンもバラしちゃって、バルブを磨き倒します
右が加工前 左が加工後です
SRはこの作業 2本ですが エリミちゃん 16本ございます・・・

クランクケースはブラック塗装
クラッチカバーはウェット仕上げです

ピストンもウェット仕上げで綺麗になってリングは新品交換です

塗装から上がってきたフレームに出来上がったエンジンを載せ
フォークはオーバーホール アウターはブラック塗装
ホイールはウェット仕上げで組み込みます
やっぱり4気筒 SRより断然重いです
腰が・・・

後ろ足を組む前に新調したリアブレーキシュー
角をペーパーで当然削りまして
更に3本スリットを入れます
効果のほどは 体感できるものではございませんが、しないよりした方がいいでしょう
もしかするとこれのおかげでギリギリセーフ!!
ってなこともあるかも知れませんし

後ろ足も組み込んで助手君もご満悦です
出来上がり次第 車検を取得するのでショートサスで組んでいきます

メッキやら塗装がぶりぶり上がって来ますので、ぶりぶり組んでいきます
シーシーバーはクロームメッキ
リアフェンダーはフレアーにラメが散りばめられています

フレーム内をスッキリする為にサイドコイルを作りました
せっかくウェット仕上げのシリンダーがチラリズムになりましたが、これはこれでヨシとします

水冷ですので冷却水のタンクが必要です
これがなんとも不細工な半透明な容器ですが、カバーをラメ入りブラック塗装でチト男前になりました

バッテリーボックスにはCDIとジャンクションボックスが両サイドにセットされます
結構重いものなので強度も抜群にしておきます

大方組み終われば、最後の難関
配線加工が待ってます
一番頭を悩ませる部分ですが、ここで手を抜くとぶっ細工になることをすでに承知しております

長い配線との格闘の末、完成
そして車検を取得 ここに至ります
車検取得時にする事といえば、マフラーに金たわしを入れて、左ミラー リフレクターを付けるだけです
楽々車検使用のカスタムってのはとっても大きな魅力だと思います

4気筒サウンドと走りでチョッパースタイル
個人的に僕の好きな要素が詰まっております

以上はショートサスバージョンですが、必要十分な乗り心地です
サスの硬さはエア圧で調整も可能です

タイヤは前後ともダンロップで新調しました
これで峠とか攻めたろかな とか思ってたりもします
ウェットの光過ぎない光沢ホイール
汚れても塗装ではないのでガシガシ磨けます

フレアーにラメ散り散り塗装のマスタングタンク
容量を稼ぐ為に、フレームの干渉を避け 最小限のエグリになってます

サイドスイッチにしておりますのでハンドル上に野暮ったいスイッチや配線はおりません
当店ではよくする手法ですが、この加工で特にアップハンドルはスッキリします

キャブはオーバーホール ウェットブラスト ボルトステンレス化 更にチョークワイヤーを外す為に当店オリジナルパーツのチョーク直押しレバーを装着しています
K&Nダブルエアフィルターにはレインガード兼 吸い過ぎないようのカバーをつけています
エリミ君は250も400も結構吸い過ぎと抜け過ぎにダイレクトに調子を崩します

緩いアールを描いたマフラーに合わせてスラッシュカットもアールを効かせています

今回のシート表皮とアンコもリンクにあります明和内張り様のお仕事です
オークションによくある薄い皮と違ってなかなか破れません
というか、明和様で張り替えたシート 破れたものを見たことがありません
デザインもさることながら、特に丈夫です

サイドスイッチとサイドメーターです
このおかげでハンドルに無駄なものがなくなります

空冷ゆえのゴテゴテ感です
それがチョッパースタイル?ってのが狙いです

細いタンクからはみ出したエンジン
4発チョッパーの一番素敵な所だと僕は思います

ここからはリジットバージョンです
乗り心地は悪くなりますが車高を下げてのスタイル的メリットは大きいと思います
ドシっとした感じでね

このスタイルに変更するにはナット4本です
マフラーのアールもそれを踏まえての角度になっておりますので、何も外さなくてもサス交換が出来ます

タイヤサイズを一つ上げていますので、ノーマルよりもフロントが大きくなっています

外装類のスタイルを作っていく上で、リジットで一番かっこ良くなる様にしておりますので、
当然 こっちのほうが良く見えます

リアフェンダーとタイヤの隙間はやっぱり狭いほうがしっくり来ます
ただ、タンデムを考えると、たまにはショートサスにも付け替えたいってなモンで。
オーナー様の用途によって付け替え自由です

こちらがリジットバーです
フレームから一直線に伸びるスタイルがなんともチョッパーテイスト